2010年03月26日号

花粉症…市販薬と処方薬の違いは?


そろそろ花粉症のシーズンです。本州では既にスギ花粉症が始まっていますが、北海道にはほとんどスギがありません。その代わりに本州にはないシラカバ花粉が4月下旬頃から5月にかけて飛散します。症状は鼻水、くしゃみ、鼻詰まり、目のかゆみが主なものです。花粉が鼻や目の粘膜に付着したときに起こる過敏症が原因ですが、時にはのどに吸い込んだときに、のどのかゆみ、いらいら感、長く続く咳の原因となることもありアレルギー性咽頭炎と呼ばれることもあります。


   最近は市販薬の種類も増えてきましたが、病院での処方薬と市販薬の違いは簡単に言うと効果の範囲と副作用です。新しい薬は効果は落とさず、眠気や口の渇きなどの副作用は弱くなっています。また市販薬の主成分である抗ヒスタミン剤では効きにくい鼻詰まりにも有効な成分が含まれています。市販の点鼻薬にも鼻詰まりに対して速効性のあるものがありますが、使用には注意が必要です。多くには血管収縮薬が含まれており、スプレーすると5分位ですぐに通りが良くなりますが、2~3時間もすると効果が切れてまた詰まってきます。そこでまた点鼻をすることになるのですが、こうして1日に4回、5回と点鼻を続けているうちに、さらに効果時間が短くなり、切れたときのつまりも強くなるためどんどん使用回数が増える悪循環に陥ります。このような薬を使うときは他の抗アレルギー剤が効いてくるまでの補助と割り切り、短期間に限って使った方が良いと思います。病院で処方される点鼻薬は現在ではステロイド剤が中心です。ステロイドに悪印象を持たれている方もいますが、ステロイド内服薬とは違い、全身への影響はほとんどなく長期間使用しても安全性が高いものになっています。特に鼻詰まりに対しての効果が高いといわれています。薬物での治療で効果がない場合や長期間薬を使うことに抵抗がある時には、鼻粘膜の焼灼療法(レーザー、アルゴンプラズマなどによる)もありますので、耳鼻咽喉科で相談してみてください。


   くろだ耳鼻咽喉科クリニック 黒田努院長


   江別市大麻中町2【TEL】 387―8000。


家あげ花火

トラックバックURL:

« 春を願いながら… | TOP | は~るよこい…は~やくこい…! »

[PR]SEO対策済みテンプレート