2008年11月28日号

還暦開業ということ


昨年12月、還暦《数え年》を期に20年間勤務していた渓和会江別病院を辞し、今までの患者さんや地域の方達を外来診療する目的でクリニックを開業いたしました。渓和会へは入院や私の専門外の検査、治療をお願いしております。これまでと違い、入院ベッドを持たずに外来でできる検査と治療ということですが、私が考えていた以上に結構色んなことができるんだ、というのが感想です。治療につながる、生活を含めたいろいろなヒントを、患者さんとの会話から戴きそしてお返しするという繰り返しで、そういったコンタクトを勤務時代にはとれていただろうかと翻って考えています。患者さんの真の訴えを聞き出すこと、とにかく耳を傾ける事からスタートしたと言っても過言ではありません。それには、やはり常日頃の対話が大変重要で、地域に密着したいわばホームクリニックといった立場が大事だなーと感じています。


   もう一つは、今まで医師として34年のキャリアを具体的にどうお返しするかということで、やはり専門的な消化器の検査と治療を、できる範囲で何とか頑張ろうと思っております。クリニックの使命としては、やはり癌のスクリーニングですから、より大勢の方に苦痛なく受けていただけるようにと選択したのが、鼻からの胃カメラです。この検査をもっと普及させ、より多くの方々に苦痛無く癌検診を受けていただこうと考えています。


   あっという間の一年でしたが、小さな工夫と努力で患者さんの信頼に応えられるよう、的確な診療をこつこつ続け、患者さんや家族の方々との対話と出会いと、様々な状況を楽しめる精神状態で診療を続けられるよう努力して行きたいと思っております。還暦は出発点と考えています。全国でも団塊世代の新たな開業が増えていると聞きます。これからの緑苑クリニックをお楽しみ下さい。


   緑苑クリニック 佐藤 光一院長


   緑苑クリニック/江別市野幌末広町2―12 【TEL】381―6490


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