2007年11月09日号

子宮筋腫


子宮筋腫は20~25%の女性に発生すると言われ、小さなものも含めると40歳代女性では40%の人に見つかると言う報告もあります。筋腫は子宮の平滑筋細胞が増え塊を形成する良性の疾患で、症状としては、月経が多くなったり長くなったりする月経異常、不正出血、膀胱を圧迫することによる頻尿、腹部違和感などがあります。これらの症状は筋腫がどこにできているかで異なります。


   筋腫がある方の場合、徐々に月経が多くなるので自分では気がつかずに、血が薄くなる貧血状態となっている場合が珍しくありません。このような場合は自覚症状がないので、血液検査で調べることが重要です。貧血がある場合、自覚症状はなくても心臓に負担がかかっているので、将来心臓に障害がでてくる可能性があります。「筋腫はどれ位大きくなったら治療が必要ですか」と良く聞かれますが、これは貧血があるかないか、どのような場所にできているかによりますので、小さくても治療が必要な場合もありますし、大きくても治療がさほど必要でない場合もあります。

   膣からの超音波では直径1㎝からの子宮筋腫を見つけることが、可能です。筋腫はあるから必ず治療しなければいけないものではありませんが、将来的に症状が酷くなる前に治療を考えていくことが重要です。子宮頸癌の検診の時など超音波を受けることが重要ですし、息切れがするとか生理の出血が多くなってきた方は症状を言い産婦人科を受診してみましょう。このシリーズへの内容の御希望や御意見、または婦人科疾患に対する御質問がございましたら、〈question@eveclinic.jp〉までお願いいたしま


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