年明けから高齢者の死亡事故多発
高速道路を逆走し正面衝突…1月10日の昼、上川郡比布町の道央自動車道で、上り車線を逆走していた普通乗用車が大型トラックに正面衝突、乗用車を運転していた84歳の男性運転者が死亡し、助手席の81歳の妻が軽症を負った。乗用車の男性は旭川方面のインターチェンジから逆方向に入った模様だが、妻は逆走には気付いていなかったらしい。路面は圧雪状態で、気付いたトラックの運転手がハンドルを切ったが間に合わなかったようだ。
北海道警察本部交通部によると、これまで道内の高速道路では逆走による死亡事故の発生はなかったが、東日本高速道路㈱北海道支社に寄せられる逆走通報は昨年だけで39件、平成14年から18年の5年間では319件にものぼっているため、注意が必要という。
また、1月3日には72歳の男性(運転者)が、1月6日には日高町の76歳の女性(歩行者)、10日には芦別市の79歳の女性(同)が死亡する事故が起きており、年明けから高齢者の死亡交通事故が多発している。
道警交通部が行った高齢者への聞き取り調査によると、居眠りが原因で事故を起こしたという回答の比率が高く、冠婚葬祭やレジャー、墓参り、葬儀、長距離の通院などで、居眠り事故を起こした6割の人が100キロ以上を走行、7割が帰り道での事故だったという。調査対象の3割以上の高齢者が、高齢になって眠気を感じる度合いが強くなったと訴えており、交通部では●疲労を感じなくとも1時間に1回は休息をとる●睡魔などに襲われたらすぐ運転を中止し休息や仮眠をとる――などの注意を呼びかけている。